副乳
通常の左右の乳房以外に存在する、過剰な乳房を副乳と言います。
副乳は哺乳動物の乳房のある位置に相当するところ、すなわち、わきの下から正常乳頭を通り太ももの内側に至る弓なりの線上にみられることがほとんどです。男性の1.5%、女性の5%にみられるといわれています。大きさはさまざまで、ほくろと区別できないものから、年齢とともに乳腺組織が発育して、乳房として大きく膨らんでくるものもあります。女性の場合、生理と関連して、しこりが大きくなったり、痛みがでてくることもあります。 まれに副乳から悪性腫瘍ができることもまれにあります。
目立って気になったり、痛みや腫脹などの症状があるときは治療の対象になります。
治療法としては、手術で副乳組織を取り除くことになります。成人であれば、通常、局所麻酔下に行うことができます。通院治療が可能です。詳細に関しては診察してからになります。