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用語集 Glossary

ガングリオン

ガングリオン(Ganglion)は、一般的に手首や手の関節、足首などの関節周囲に発生する良性の腫瘍で、中が粘液状の液体で満たされた嚢腫(cyst)です。

ガングリオンはしばしば透明な液体で満たされた、丸いまたは楕円形のしこりとして現れます。皮膚の下に位置し、外観はしばしば半透明または淡い白色から黄色身を帯びたものです。触れると軟らかいものから硬いものまでさまざまです。

ガングリオンは手首、手の甲、指、足首、足の甲などの関節周囲に好発しますが、これらの部位以外にも発生することがあります。

ガングリオンの大きさは一定でなく、しばしば変動します。圧迫をかけるとしこりが小さくなることがあり、しこりの中の液体が関節に戻る現象が観察されることがあります。

ガングリオンは通常、痛みを伴わないことが多いですが、大きさによっては関節の動きを制限することがあるため、各種の症状を引き起こすことがあります。痛みやしびれ、圧迫感、動きの制限などがある場合、治療が必要です。

ガングリオンの治療法は、症状の程度、患者の希望、およびガングリオンの部位や症状によって異なります。以下は一般的な治療法のいくつかです:

経過観察: ガングリオンが小さく、症状を引き起こさない場合、経過観察を勧めることがあります。ガングリオンが自然に縮小することもあるからです。

薬物療法: 根治が目的ではなく部分的に生じた痛みや炎症を軽減するのが目的の場合、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの痛み止め薬が処方されることがあります。

穿刺などによる内容物の排出: 大きなガングリオンの場合、症状の軽減のために、姑息的な手段として、穿刺して中の液体を排出することがあります。ただし、これはしばしば一時的な効果であり、ガングリオンが再発する可能性があることに注意が必要です。

外科的切除: 症状が強い場合や他の治療法が効果的でない場合など、外科的な切除が検討されます。手術によりガングリオンと周囲の組織を一塊にして取り除きます。しばしば関節内に発生母地があることが多いため、そこまで一緒に取り除かないと再発の原因となることがあります。部位によっては顕微鏡下での手術や入院施設での手術が望ましい場合があります。

治療法はそれぞれの症状や、部位・大きさ、目的などに応じ選択されるべきでなので、治療に関しては、必ず専門医に相談しましょう。

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