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「ミチーガ皮下注」(一般名:ネモリズマブ)は、2022年8月4日に発売になった薬剤で「アトピー性皮膚炎に伴うかゆみ(そう痒)」を治療するための注射薬です。 インターロイキン-31(IL-31)という物質の働きを阻害することで、かゆみを軽減します。投与直後からかゆみを抑える効果が期待でき、痒みが原因で悪化しているカサカサした皮疹への効果も期待できます。 適応となる患者様はステロイド外用薬を4週間以上、抗ヒスタミン薬を2週間以上使用しても効果が不十分なアトピー性皮膚炎のかゆみでお困りの患者さんです。また2024年6月11日からは「結節性痒疹」へもお使いいただけるようになりました。結節性痒疹の皮膚で増加しているIL-31の働きを阻害します。IL-31は結節性痒疹のかゆみ、結節の形成、神経の増加に関係していて、ミチーガはこれをおさえることで症状の改善が期待されます。こちらもアトピー性皮膚炎と同様に、ステロイド外用薬を4週間以上、抗ヒスタミン薬を2週間以上使用しても効果が不十分な結節性痒疹の患者さんが適応です。 ミチーガは、かゆみを抑える効果がありますが、炎症そのものを治療するものではないため、必要に応じてステロイドなどの抗炎症外用薬や保湿剤などの併用が推奨されます。
6歳以上13歳未満のアトピー性皮膚炎
ステロイド外用剤やタクロリムス外用剤等の抗炎症外用剤及び抗ヒスタミン剤等の抗アレルギー剤による適切な治療を一定期間施行しても、そう痒を十分にコントロールできない患者様が対象としてなります。4週間おきに注射1本(30mg)の投与を行います。
13歳以上のアトピー性皮膚炎
ステロイド外用剤やタクロリムス外用剤等の抗炎症外用剤及び抗ヒスタミン剤等の抗アレルギー剤による適切な治療を一定期間施行しても、そう痒を十分にコントロールできない患者様が対象としてなります。 4週間おきに注射1本(60mg)の投与を行います。
13歳以上の結節性痒疹
抗炎症外用剤及び抗アレルギー剤による適切な治療を一定期間施行しても、痒疹結節を主体とする病変が多発している成人及び13歳以上の小児の結節性痒疹患者様が対象となります。 初回に60mgを皮下投与し、以降1回30mgを4週間の間隔で皮下投与を行います。
医師とのカウンセリングの中で十分に話し合い、リスクなどをご説明いたします。
適応となるか十分に検査、診療を行ったうえで、薬の投与を行います。
状況に合わせて、4週間おきに注射1本(30mg)の投与を行います
6歳以上13歳未満のアトピー性皮膚炎 | 約20,000前後 |
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13歳以上のアトピー性皮膚炎 | 約¥35,000前後 |
13歳以上の結節性痒疹初回 | 約¥40,000前後 |
13歳以上の結節性痒疹2回目以降 | 約¥20,000前後 |
・妊娠中、または、妊娠している可能性のある方。
・妊娠または授乳中の方
・長期ステロイド内服療法を受けている方
・適応外の方
・ミチーガに含まれている成分に対して過敏症を起こしたことがある方
休診日